あさのは塾便り::勉強・子育てなど


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●小学生には、本の音読をさせています。声に出して読ませると、本人の国語力が俯瞰できるように思います。心地よく表情豊かに読む子どももいますし、一方で、音読大キライな子どももいます。

 Aさんは、その大キライな方に属する女の子でした。読み違いをものともせず、やけくそみたいに突進していきます。彼女の不機嫌さがこちらにも伝染してきて、どうしたもんじゃろと思っていました。

●ところが、ある頃から、彼女の読み方にデジャヴ(既視感)を覚えるようになりました。いったい何だろうと考えて、思い当たったのが大学時代に書いた自分のレポートです。

 字数を稼ぐためにやっつけ仕事で書いた、冷や汗の出るような代物でした。彼女の朗読は、まるであのときの文章を読み上げているように聞こえるのです。

 それ以来、彼女に本を読ませると、当時の指導教授への面目なさばかりが先に立って、いたたまれない気分です。本読みギライの彼女に辛抱強く付き合うことが、せめてもの埋め合わせになるでしょうか。

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 08:12 PM | comments (x) | trackback (x)

(前の記事から続きます)

ルール5.練習問題は、丸つけをしてからが本番

 ほとんどの子どもたちは、問題を解いたら、丸つけをして正解を書き込み、それで勉強を終わってしまいます。でも、それは間違い。

 練習問題をした結果、出来ないところ、覚えていないところが見つかったのです。さあ、今からこれを修復しなければなりません。つまり、丸つけをしてからが本番なのです。

 覚えていないところは、真剣に記憶しましょう。出来なかった問題は、1人で出来るまで繰り返しましょう。それが済んで初めて、「終わった」ことになります。


ルール6.英語は、毎日教科書を音読する
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 06:10 AM | comments (x) | trackback (x)

ルール1.勉強が得意な子どもは、勉強方法を工夫している

 勉強のやり方について、しばしば話をしますが、聞き入れて頑張ろうという子どもは、少数派です。

 勉強の仕方は、生活習慣の一部みたいなものらしく、早寝早起きしなさいと言っても聞かないのと同様、なかなか改善されません。

 しかし、勉強が出来る子どもは、やはり自分の勉強方法に問題意識を持っています。アドバイスには耳を傾けますし、何か工夫ができないかといつも考えています。

 成績の良し悪しの分かれ目は、まずそこから始まると考えてください。


ルール2.自分に合った方法が見つかったころ、成績は伸び始める
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 04:43 AM | comments (x) | trackback (x)

 あるところに大酒飲みがいました。彼には息子が二人いましたが、父親の酒癖のせいでどちらも小さい頃から苦労したそうです。

 やがて月日が流れ、息子の一人は父親と同じ大酒飲みになり、もう一人は恵まれない子どもたちの面倒を見る弁護士になりました。どうしてそういう人生を選んだのですかと聞かれたとき、二人の息子の答えは全く同じだったそうです。

「おやじが、あんなだったからね。」

(どなたかの自己啓発本のエピソードを下敷きにしています。名前を失念しました)

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 11:53 AM | comments (x) | trackback (x)

 かつて、高校を中退し、通信制の学校で勉強している生徒が来ていました。引きこもり気味の生活が気になって、私はときどき彼に意見をしました。

 ときには、少し立ち入ったことにまで、口を出しました。うるさがられるとは思いましたが、だれか一人、遠慮なく言う人間が必要だろうと考えていたのです。その辺はわかってもらえるだろう、という期待もありました。

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 しかしながら、あるとき自分の浅はかさを思い知ることになりました。私の不用意な一言が原因で、すっかり彼が怒り出してしまったからです。えらい剣幕でののしる様子に、いささか呆気にとられ、「こんなに上手に喋れるなら、行き帰りの挨拶もしたらどうだい」と、思わずツッコミを入れてしまったほどでした。

 私がよけいなことを言わなければ、彼が怒ることはなかったでしょう。では、黙っておくべきだったのかと問われれば、正直なところ、今でもよくわかりません。

(少し補足しますが、お母さんからは「自分が言っても聞かないので、先生から遠慮なく注意してやってください」という言質は頂いていたのです。一悶着あって、後日のお電話で、「うちの子があんなにはっきりものが言えるなんて、正直嬉しかった」という感謝の言葉(?)を頂きました。いやもう何が何だか)

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 03:31 AM | comments (x) | trackback (x)

 勉強しようと思うけれど、宿題が終わったら、もう何をしたらよいかわからない、という生徒がいます。本屋さんで買った問題集が、結局、机の上に積まれたままなんて話もよく聞きます。

 勉強するとは、何をどうすることなのか、勉強の方法について考えてみましょう。
  

・資格試験の場合なら

 初めに、大人が何か資格試験を受けようと一念発起して、試験勉強を始めるときの手順を想像してみます。


1.本屋さんで『これ一冊でバッチリ合格』というテキストを買ってくる

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 07:37 AM | comments (x) | trackback (x)

 私たちは、日頃たくさんの「持ちもの」に囲まれて、便利に暮らしています。

 また、私たちは多くの「知識」を活用して、いろいろな活動をしています。目玉焼きの作り方も、メールの送り方も、市バスの乗り方も、みな役に立つ知識です。

 私たちが使う「持ちもの」と「知識」には、似ているところがあります。

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 私たちは「頻繁に使う持ちもの」を、手元の使いやすいところに置きます。

 また、「頻繁に使う知識」は、頭の中で覚えてしまいます。

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 07:24 AM | comments (x) | trackback (x)

 先年、梨木香歩の小説『西の魔女が死んだ』が話題になりました。
 主人公のまいは、あるとき友だち関係に疲れて、学校へ通えなくなります。     
 そこで、しばらく田舎のおばあちゃんのもとで過ごすうち、だんだん気持ちの折り合いがついていくというお話です。

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 おばあちゃんが言うには、この家は魔女の家系なのでした。そして、まいもまた魔女の心得を教わります。
 いわく、魔女になるには、自分で決めたことをやり遂げる力がいる。
 魂は身体の影響を受けてはならない。しかし、身体を持つことによって、魂は成長する。
 直感は大切にしなければならないが、直感に支配されてはならないなど。

     ◆◇◆◇◆
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 06:35 AM | comments (x) | trackback (x)

 知的発達に遅れはないのに、いざ学習にとりかかると、いろいろ問題が持ち上がる子どもたちがおり、前回はそのうち、学習障害(LD)と、注意欠陥/多動性障害(ADHD)を取り上げました。

 今回は、こちらもしばしば話題になる、高機能自閉症のアスペルガー症候群について記述します。


・自閉症の3つの症状

 まず、自閉症(autism)とは、次の3つを特徴(ウィングの三つ組)とする発達障害であり、100人に1人の割合でいると考えられています。

1.社会性の障害
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 03:56 PM | comments (x) | trackback (x)

・学習上の障害を持つ子ども

 知的発達に遅れはないのに、いざ学習にとりかかると、いろいろ問題が持ち上がる子どもたちがいます。

 そういう状態も、一種の発達障害であると考えられるようになり、近年では、具体的な施策が取られるようになりました。

 学習障害(LD)とか、注意欠陥/多動性障害(ADHD)といった分類が、これにあたります。

 LDとは、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するのどれかが、著しく苦手である状態をいいます。

 また、ADHDとは、不注意(均等に注意が向けられない)、他動(落ち着きがない)、衝動性(行動をためられない)を特徴とする行動障害です。


・勉強が苦手な子どもとの関係

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 12:22 PM | comments (x) | trackback (x)

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