2023,12,07, Thursday
クラシック・バレエ『ジゼル』のお話です。貴族の若者アルブレヒトは自分の身分を隠して、村娘ジゼルと恋仲になっています。
実は、彼にはバチルドというれっきとした婚約者までいるのですが、目下のところはジゼルに会うのが楽しくて仕方がない。
しかし、あるとき貴族たちが狩りの途中で村に立ち寄り、そこにバチルドも同行していて、三人は期せずして顔を合わせてしまいます。
取っ組み合いでも始まれば楽しい話で済んだのですが、あいにくジゼルは繊細で傷つきやすく、おまけに心臓が悪かった。
恋人の隠し事を知った彼女は、ショックに耐えきれず、気が触れて死んでしまいます。
なんだか唐突な感じですが、「狂乱の場」は19世紀オペラ界の流行りの演出だそうで、このバレエでも見せ場の一つとされています。
第一幕はここで終わり。アルブレヒトにしてみれば、軽い気持ちで始めた恋愛が、重たい終わりを告げることとなりました。
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あさのは塾便り::本・映画など | 12:55 AM
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