あさのは塾便り::勉強・子育てなど


あさのは塾ブログ

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 高校2年の秋頃だったと思います。午後の体育の授業が終わったあと、着替えもせず図書館へ行ってSF雑誌に読み耽っていました。

 閲覧室からはグラウンドが見渡せ、暖かな日差しはゆっくりと西へ傾いていく。ひとしきり読み終えると、外を眺めながらぼうっと余韻に浸っていました。

 やがて友人が呼びに来てくれて、一緒に帰りました。自分の原風景の一つです。

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 12:57 AM | comments (x) | trackback (x)

 「どうしても雪だよ、おっかさん谷のこっち側だけ白くなっているんだもの。どうしても雪だよ。おっかさん」すると母親の熊はまだしげしげ見つめていたがやっと言った。

 「雪でないよ、あすこへだけ降るはずがないんだもの」子熊はまた言った。「だから溶けないで残ったのでしょう」「いいえ、おっかさんはあざみの芽を見に昨日あすこを通ったばかりです」

 月の光が青じろく山の斜面を滑っていた。そこがちょうど銀の鎧のように光っているのだった。しばらくたって子熊が言った。「雪でなけぁ霜だねえ。きっとそうだ」

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 12:53 AM | comments (x) | trackback (x)

 高校時代の友人から、数十年ぶりの電話をもらいました。○○歳記念の同窓会の誘いです。人付き合いが悪く、音信不通になっている自分を気遣ってくれたようです。

 それにしても、電話一本で過去の出来事や心持ちがありありとよみがえるものです。一日ずつ過ごしてきたはずなのに、気がつけばあっという間です。

 恥の多い人生なので、もう一度やり直せたらと思うことも一つや二つではありません。他方、やり直したところで、やはり同じ結果になるだろうという気もします。

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 12:38 AM | comments (x) | trackback (x)

 今でこそ塾教師などしていますが、学校時代の勉強を思い出すと恥ずかしい限りです。上から数えても下から数えても同じぐらいの成績でした。

 小学生の頃は、たし算やかけ算の筆算を家で教わって、学校で知ったかぶりをするようなタイプでした。ということは、勉強にあながち興味がないわけでもなかったようです。

 うまく行かなかったのはわり算の筆算でした。かけ算で味を占めて、自分から教えてくれと母親に頼んだような気がしますが、これがどうしてもできるようにならなかった。結局その夜は半べそをかきながら、叱られて寝ました。

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 02:33 AM | comments (x) | trackback (x)

(前の記事から続きます)

 ところで、理解のスピードは生徒によってちがいます。だから本来ならそれぞれの生徒に合った速さで寄り添って進むことが望ましいはずです。

 ただ、それが度を越えると勉強は遅々として進まなくなります。ゆっくりが甘やかしになっては困るわけで、その兼ね合いが難しいですが、気が進まない生徒の手を引いてやるのもまた先生の役目です。

 ですから、生徒を慎重に観察しながら適当なタイミングでハッパをかけてあげるということになります。

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 09:28 AM | comments (x) | trackback (x)

 授業で説明を聞いてもすぐその場で理解できるとは限りません。「わからない」状態から「わかる」状態へ移行するには段階を踏む必要があります。例を挙げて考えてみましょう。

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例1.あまりのあるわり算(小4)

     922÷16


 たし算やかけ算と違ってわり算の筆算は機械的に行うことができません。92 の中に 16 がいくつ入っているか探すには試行錯誤が必要です。頭の中で数を扱うことに慣れるにはそれなりの時間がかかります。

例2.1kL は 何立方㎝ ですか。(小6)

 小学6年ではメートル法の仕組みを学びます。 1kL = 1,000L = 1,000,000mL といった横の関係と 1mL = 1立方cm のような縦の関係を理解して単位を換算するにはやはり時間をかけて練習しなければなりません。

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 07:50 AM | comments (x) | trackback (x)

 ハインリッヒ・シュリーマンは、19世紀ドイツの考古学者です。貧しい家庭に生まれましたが、実業家として成功し、巨万の富を築きます。41歳で引退した後、その資金を遺跡の発掘につぎ込み、ギリシアのトロイ、ミケーネなど数々の古代遺跡を発見しました。

 彼は語学の達人としても有名で15ヶ国語を話すことができたと言います。自伝『古代への情熱』には彼の語学の習得法が記されています。ちょっと常人離れしていますがよく知られているのでその一節をご紹介します。関楠生氏の訳によります。

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 11:11 AM | comments (x) | trackback (x)

 自分の好きな教科で、100点を取ってください。

 100点なんて無理と思った方は、そういう勉強の負けグセを改めましょう。やってみもしないで、口を揃えて「ムリムリ」言うのもおかしな話です。

 学校のテストで満点を取るのは、皆さんが想像しているよりも簡単なことです。理由は3つあります。

1.範囲が決まっている
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 07:35 AM | comments (x) | trackback (x)

●マシュマロ実験

 マシュマロ実験と呼ばれるのは、1970年にアメリカで行われた児童心理学の実験のことです。

 4~6歳の子どもが1人ずつ個室に通されると、マシュマロなどお気に入りのお菓子が、お皿に1つ載っています。そして、「食べてもいいけど、15分間食べずに我慢できれば、もう1個あげるよ」と言われるのです。

 最後まで辛抱して、お菓子を2つ手に入れた子どもは、全体の3分の1ほどでした。

 さて、食べてしまった子どもと、食べずに我慢した子ども、両者の人生を追跡調査してみると、後者の方が成績がよく、優秀な評価を得る割合も多かったというデータが出たのです。

 自分をコントロールする力は、その子の将来に大きく影響することがわかります。

●遠近法
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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 01:42 AM | comments (x) | trackback (x)

◆「まったく分かってないので、分かるところからじっくり教えて下さい」というのは、保護者の方からよく出されるご要望です。

◆もっともな話で、英語や数学は積み上げ教科ですから、分からずに放っておけば、にっちもさっちも行かなくなります。当然、分かるところからやり直さなければなりません。

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あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 11:20 PM | comments (x) | trackback (x)

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