あさのは塾便り::本・映画など


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 クラシック・バレエ『ジゼル』のお話です。貴族の若者アルブレヒトは自分の身分を隠して、村娘ジゼルと恋仲になっています。

 実は、彼にはバチルドというれっきとした婚約者までいるのですが、目下のところはジゼルに会うのが楽しくて仕方がない。

 しかし、あるとき貴族たちが狩りの途中で村に立ち寄り、そこにバチルドも同行していて、三人は期せずして顔を合わせてしまいます。

 取っ組み合いでも始まれば楽しい話で済んだのですが、あいにくジゼルは繊細で傷つきやすく、おまけに心臓が悪かった。

 恋人の隠し事を知った彼女は、ショックに耐えきれず、気が触れて死んでしまいます。

 なんだか唐突な感じですが、「狂乱の場」は19世紀オペラ界の流行りの演出だそうで、このバレエでも見せ場の一つとされています。

 第一幕はここで終わり。アルブレヒトにしてみれば、軽い気持ちで始めた恋愛が、重たい終わりを告げることとなりました。

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あさのは塾便り::本・映画など | 12:55 AM | comments (x) | trackback (x)

 『眺めのいい部屋』は1986年のイギリス映画(監督ジェームズ・アイヴォリー、原作E.M.フォースター)です。

 時代は20世紀初頭、イギリスの良家の子女ルーシーは、年の離れた従姉のシャーロットとイタリアに旅行に来ています。

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あさのは塾便り::本・映画など | 12:51 AM | comments (x) | trackback (x)

 体が大きくなって、ぽつぽつニキビが出来たり、声が出にくくなったりする中学生を見ると、ややこしい時期が始まるねという気持ちになります。

 当たり前だったことに違和感を感じ始める。心と身体が勝手に成長して、思い通りにならなくなる。

 受験勉強も始まる。進路を決めろとか、自覚を持てとか、せっつかれることでしょう。彼らには、日ごといろいろな難題が待ち受けています。

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あさのは塾便り::本・映画など | 12:42 AM | comments (x) | trackback (x)

 新年を迎えました。学校では、百人一首が課題として出される季節でもあります。

 暗誦の宿題が出て、なかなか覚えられないというぼやきも聞きます。一夜漬けで詰め込む方もいるでしょうが、呪文みたいに丸暗記するのはつらいことですね。

 教師らしいアドバイスをするなら、いきなり覚えようとはせず、一定期間、何度も繰り返し音読するのがよいと思います。

 若い記憶力があれば、それだけで自然に覚えることができます。

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あさのは塾便り::本・映画など | 02:37 AM | comments (x) | trackback (x)

 テレビをつけたら、プロサーファーの男性を取材していました。海が似合う小麦色の肌に引き締まった身体、羨ましい人生です。

 さて、彼は車にミキサーを積んでいて、海岸でスムージーを飲むと言います。スムージーならまんざら知らないわけじゃないと、変な対抗心を燃やして見ていました。

 バナナ、アボガド、豆乳、ナッツとかを入れて、ブーンと回して出来上がり。そんなに珍しくはないなあ。

 ところが、グラスに注ぐのかと思いきや、やおらミキサーの大きな容器を持ち上げ、口をつけて豪快に飲み始めたので、やっぱりすごいなと感じ入ったことでした。

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あさのは塾便り::本・映画など | 02:29 AM | comments (x) | trackback (x)

 親しくなった生徒たちも、やがて3月になれば卒業します。講師の大学生、大学院生たちも同じことで、就職が決まれば去っていく。彼らの希望に満ちた出発を見送るのは清清しいし、羨ましくもあります。

 それに比べると、自分の生活の何一つ変化のないことと言ったら。彼らを出迎え見送るのが仕事ですから当たり前の話ですが、毎日が同じことの繰り返し。世の中にはたゆまず努力して創造的に生きる大人たちも多いわけなので、それを考えると気恥ずかしくなります。

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あさのは塾便り::本・映画など | 02:19 AM | comments (x) | trackback (x)

 地球が誕生したのが46億年前。生物の痕跡が残っているのが35億年前。

 生物は繁栄のために長い準備期間をかけました。成長と繁殖の仕組みを整え、酸素の放出を通じて地球の環境に働きかけました。

 30億年の歳月が過ぎた後、5億4100万年前に多種多様な生物が大量に出現し、古生代が始まりました。

 生物の進化には壮大なロマンがあるし、その苦闘の歴史には敬意を表さずにはいられません。

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あさのは塾便り::本・映画など | 08:10 AM | comments (x) | trackback (x)

 小学生に変わらず人気があるのが恐竜ですね。福井の恐竜博物館に行ったと話してくれた生徒もいます。これを機会に生物の歴史を振り返ってみましょう。

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 46億年前に地球ができました。35億年前には最古の微生物(バクテリア)が存在し化石として残されています。

 当時生物は有機物を分解して細々とエネルギーを得ていました。やがてシアノバクテリアが光合成を開始。地球に酸素が増えはじめました。

 次に、酸素を呼吸できる好気性細菌が生まれます。酸素は物質を酸化させるので猛毒ですが、使いこなせればエネルギー効率が飛躍的に上がります。

 また、酸素からDNAを保護するため、核を持つ真核生物が生まれました。

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あさのは塾便り::本・映画など | 04:59 PM | comments (x) | trackback (x)

 クリストファー・ノーラン監督といえば、バットマンシリーズなどのSF作品で有名ですが、彼のマニアックな映画の一つに『TENET テネット』があります。

 この作品には、ある装置を使って人や物が時間を逆行できるという設定が出てきます。

 普通の時間の流れにいる人から見れば、逆行状態の人は未来から過去に向かって生きていく。異なる時間の流れにいる人同士は、互いに相手がビデオの逆再生をしているように見える。

 そういう仕掛けを利用して過去と未来から挟撃して軍事作戦を実行する、というわけのわからないお話なのでした。

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あさのは塾便り::本・映画など | 01:06 PM | comments (x) | trackback (x)

(前の記事から続きます)

夜をこめて 鳥のそら音は はかるとも よに逢坂(あふさか)の 関はゆるさじ
(清少納言) 


 キーワードは「博識」「切れ味よし」「勝負優先」

「博識」
・枕草子を読んだことのない日本人はいないでしょう。
・清少納言は藤原定子(ていし)に女房(お付きの女性)として仕えました。
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あさのは塾便り::本・映画など | 08:40 AM | comments (x) | trackback (x)

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