2020,08,20, Thursday
『更級日記』は11世紀半ば、菅原道真の血を引く菅原孝標(たかすえ)の娘の作品です(名前は不詳)。そのなかに、13才のころ京の都にたくさんの物語があると聞いて、もう読みたくて仕方がない、自分で仏像まで彫ってどうか上京できますようにと祈る場面が出てきます。
やがて彼女は念願の物語に触れることができるのですが、彼女の願掛けの真剣さ、物語と巡り会えたときの喜びの気持ちは、今の私たちにはとても知り得ないものでしょう。
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あさのは塾便り::本・映画など | 07:27 AM | comments (x) | trackback (x)