ゲーム世界と現実と その1


あさのは塾ブログ

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 緊急事態宣言が出され、学校が3ヶ月ほどお休みになりました。

 予想外の長期休暇で子どもたちは呑気に楽しそうでしたが、三度の食事の用意に追われた側はさぞ大変だったろうとお察しします。

 子どもたちの時間の使い方はさまざまで、課題が多くて大変だったという声もあり、ハイキングやランニングをたくさんしたという子もいました。

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 そして、やはりテレビゲームばかりして困るというご相談も頂きました。毎日6時間やったと嬉しそうに報告してくれる子もいて、まさに天国。

 自分にも経験がありますので、そうした子どもの気持ちはよくわかります。まあ大人が推奨しないことに多少の時間をつぎ込んだとしても、人生にはそれくらいのむだを許容する余地は十分あるとは思います。

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 とはいえ、身体的にも精神的にも伸び盛りの青春時代に、ゲーム技術の上達だけに血道を上げるのがもったいない話であることも事実です。

 受験に影響すれば人生だって変わります。だから状況によっては親が強制力を発動してゲームを禁止してしまわなければなりません。

 ただ、ゲームとの付き合いは今後も一生続きます。ゲームにはまりやすい子どものところにはこれから何度も誘惑が訪れます。

 だから、ゲームとの間の取り方、上手な付き合い方を学んでおくことも必要なのです。ゲームのせいで一度くらい痛い目に遭っておくのも大切な経験となるでしょう。

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 1983年にファミコンが発売されて家庭用ゲーム機のブームが起こり、1986年にはご存じ『ドラゴンクエスト』が発売になりました。

 一通り終えるまでに数ヶ月単位の時間がかかると聞いて、こんなものに手を出すのは超ヒマ人に違いないと当時考えたものです。

 しかし、2002年にオンラインの『ファイナルファンタジーXI』が始まると今度は一つのゲームに数年単位の時間を費やすのが当たり前になってきます。

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 オンラインゲームは参加者への課金で成立しますから、運営側としては簡単にゲームをクリアされては困るというわけで、たかが遊びにしてはかなりの努力を強いられるようにできていました。

 それが楽しいといえば楽しいのですが、同じ敵を何百匹も狩り続けるなんてことはざらで、人生の努力の方向が間違っているんじゃないかとはっと我に返る瞬間もある。

 このゲームに費やした時間を勉強に回したら司法試験に受かるらしいという冗談もあったほどです。

(次の記事へ続きます)
あさのは塾便り::本・映画など | 09:49 AM | comments (x) | trackback (x)

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