あさのは塾便り::本・映画など


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 お正月にちなんで、百人一首の歌をいくつか振り返ってみます。里帰りされた方も多いと思いますが、久しぶりの故郷はいかがでしたでしょうか。

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人はいさ 心もしらず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける (紀貫之)

 「人の心は変わりやすいものだが、昔馴染みの梅の花は変わらぬ懐かしい香りで自分を迎えてくれる」と詠んだ歌です。

 久しぶりに訪れた宿の主人との気の利いたやり取りということだそうです。たしかに人の心は移ろいやすいものですね。でもそれは必ずしも悪いことではないかもしれません。

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あさのは塾便り::本・映画など | 10:05 AM | comments (x) | trackback (x)

 絵のように美しいと言いますが、美術館に飾られている絵がどれも美しく感じられるとは限りません。音楽を聞けば気分が引き立ったり心が和んだりしますが、どの曲も同じ感動を与えてくれるわけではありません。

 芸術作品やその表現のなかには、受けとめ方がよくわからないものがあります。そうしたものに出会ったとき、相性が合わないで済ませず、この絵は何を言いたいのか、この曲はどう聞いたらよいのかと考えるようになると、自分の感性の幅や心の世界が広がるような気がします。

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あさのは塾便り::本・映画など | 10:45 AM | comments (x) | trackback (x)

 19世紀の哲学者ニーチェは、それまでの西洋思想の価値観を転倒させ、その後の世界の動きに大きな影響力を持った人です。

 彼はキリスト教的な善と悪の観念は、虐げられた者のルサンチマン(恨み)から生まれてきたものであり、これを払拭しなければならないと主張したのです。

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あさのは塾便り::本・映画など | 10:48 AM | comments (x) | trackback (x)

 『グリーン・デスティニー』(2000年)は台湾のアン・リー監督による中国武術(カンフー)映画です。

 剣の名手リー・ムーバイは争いに疲れ、武侠の世界から身を引くことを決意します。彼は心を寄せるユー・シューリンに伝説の碧銘剣(グリーン・デスティニー)を託しますが、たまたまその剣を目にしたのが貴族の娘イェンでした。

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あさのは塾便り::本・映画など | 09:40 AM | comments (x) | trackback (x)

 『アルジャーノンに花束を』は、アメリカの作家ダニエル・キイスによるSF小説(1966年)です。映画やドラマにもなったそうなので、ご存じの方もいるかもしれません。キイスはもともと心理学を学んだ人で、解離性同一性障害(多重人格)を扱った『24人のビリー・ミリガン』も有名です。

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あさのは塾便り::本・映画など | 10:31 PM | comments (x) | trackback (x)

 お正月にちなんで、百人一首の話です。七百年以上も前に成立してから、百人一首が変わらず愛され続けてきた理由は何だと思われますか。

 思うに、私たちは日々喜んだり、悲しんだり、さまざまな喜怒哀楽を抱えて生活しています。けれども、それらは日常の忙しさにとり紛れ、時間の経つうちに消え去ってしまうものです。

 百人一首の和歌は、そうした心の表情を私たちに代わって、あたかも写真でも撮るかのように鮮明に焼き付けてくれているように思えるのです。

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あさのは塾便り::本・映画など | 10:26 PM | comments (x) | trackback (x)

 『ガタカ』は1997年のアメリカ映画、アンドリュー・ニコル監督によるSF作品です。

 遺伝子操作が行われ、先天的な資質をもとに職業の適正まで決められてしまう近未来の世界。自然妊娠によって生まれたヴィンセントは、宇宙飛行士になるという夢を叶えるため、DNAブローカーを介して適正者の身代わりとなり、遺伝情報を偽って宇宙局「ガタカ」へと入ります。

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あさのは塾便り::本・映画など | 06:24 AM | comments (x) | trackback (x)

 『チェンジリング』は2008年のアメリカ映画(クリント・イーストウッド監督)です。

 ヨーロッパには、かつてフェアリーやエルフなどが人間の子どもをさらい、代わりに醜い子どもを残していくという言い伝えがあって、これを「取り替え子(チェンジリング)」と呼びました。タイトルはそこから取られていますが、といってもオカルトの物語ではなく、実際にアメリカで起きた誘拐事件を基にしています。

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あさのは塾便り::本・映画など | 06:22 AM | comments (x) | trackback (x)

 最近よく聞くのが、人工知能(AI)が発達するせいで人間がする仕事がどんどん減ってしまうという話です。

 単純作業ばかりでなく医者のような専門性の高い職業でも例外ではないそうで、たくさんのデータをもとに珍しい病気を診断したり、高度な難しい手術を正確に行うのは機械の方が向いているのだとか。

 お医者さんと並べるのも僭越ですが、生徒に持ち込まれた問題が解けなくて参考書をひっくり返したりしている身としては、こんなときAIの先生ならあっという間に検索して解答例を出してくれるのだろうと思います。

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あさのは塾便り::本・映画など | 10:57 AM | comments (x) | trackback (x)

 時は平安時代末期、権力を掌握していた平氏に対し、1180年に源頼朝、義仲らが挙兵、次々と勝利を収め、ついに義仲が京都へ攻め込むに及んで、平氏は都落ちして西国へと逃れます。

 1184年、平氏と源氏は一ノ谷(今の神戸)に陣を構えて対峙します。この戦いで活躍したのが源義経です。彼は鵯越(ひよどりごえ)の山道を抜け、精鋭七十騎で急な断崖を駆け下り(いわゆる「逆落とし」)、背後から奇襲をかけて、平氏に大勝するのです。

 さて、合戦も終わりに近づき、源氏の武将、熊谷直実(くまがいなおざね)が渚に馬を進めていると、立派な出で立ちの平家の公達が馬を海に乗り入れ、沖合の船をめざしているのが目に入りました。

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あさのは塾便り::本・映画など | 11:05 PM | comments (x) | trackback (x)

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