語呂合わせ勉強法(1)


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・水兵リーベ

 中学・高校の化学で元素の周期表を習うとき、「水兵リーベ僕の船…」(H, He, Li, Be, …)という記憶法を教わりますね。「水兵」とか「リーベ」というドイツ語から察するに、戦前の旧制高校時代から伝わるものでしょう。

 同じような覚え方に、イオン化傾向の「借りよかな、まああてにすんな…」とか、炎色反応の「リアカー無きK村…」なども有名です。少し古めかしくて、どの参考書にも書いてあるところを見ると、やはり伝統あるものなのだと思います。


・ふっくらブラウス
 元素の語呂合わせは、『理論化学の最重点 照井式解法カード』でも紹介されています。例えば、ハロゲン(F, Cl, Br, I, At)の「ふっくらブラウス私がアタック」というのは若干男の子向けですが、覚えやすさとしてはなかなかのものです。

 この先生の参考書は内容もお薦めで、教科書に書かれていない前提が分かりやすく系統的に解説されていて、読むとスッキリ解消感があります。


・青になったらアルコウ


 リトマス紙をアルカリ性の液につけると青色に変わるのは、小学校で習う知識ですが、これは「青になったらアルコウ」と覚えます。

 小学生の頃通っていた四谷大塚進学教室の理科の先生に習ったのですが、ネットにも出ているようですし、最初の作者はだれなのだろうと思います。これで覚えて以来、リトマス反応は間違えたことがないので、なかなか覚えられないという生徒の気持ちが分かりません。

 他にも、上弦の月は上だから「う」の形と覚え、下弦の月は下だから「し」の形で覚えるなど、実に多くの工夫やコツを教わりました。予備校や学習塾は、こういう些細な知恵の集積を、時代を越えて引き継いでいく役割を果たしています。


・新幹線は刈り上げ

 中学理科の火成岩(深成岩、花こう岩、せん緑岩、斑れい岩…)の覚え方で、「新幹線は刈り上げ」とか「リカちゃんが汗かいてゲロ吐いた」(失礼!)というのも、ネットで検索してみると有名なもののようです。

 Wikiで「語呂合わせ」を引いてみるといろいろ載っていて、面白いのもある反面、使えないと思うものもあります。相性が合わないと、語呂合わせ自体が覚えにくいようです。

・あんかけオムレツ

 もちろん、テスト前に自分でいろいろ工夫して覚える方も多いでしょう。最後に、あさのは塾のオリジナルをいくつか紹介しておきます。

 オームの法則([ボルト]=[アンペア]×[オーム])は「ボリュームたっぷり、あんかけオムレツ」と覚えます。

 消化の過程(デンプン→ブドウ糖、タンパク質→アミノ酸、脂肪→脂肪酸・グリセリン)は「デブタアシーシーグー」と覚えます。

 また、消化酵素の働き(だ液→デンプン、胃液→タンパク質、胆汁→脂肪…)は「ダデイタンタンシ、スイデタンシ、チョウデタン」と覚えます。ん、さすがにムリですって?
あさのは塾便り::勉強・子育てなど | 01:43 AM | comments (x) | trackback (0)

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